2004/11/16

jNetHack

今回は最新のコンピュータRPGであるところのQuest of Dから、いきなり最古のビジュアル化されたRPG、ローグタイプRPGの紹介です。
ローグというのは、キャラを上から見下ろす形で左を押すと左に移動するという、まぁドラクエみたいなRPGの原型といってもいいゲームでしょう。これはまだグラフィック表示の無い頃のUNIXで作られたもので、その祖先とも言うべき『ローグ』は今は残念ながらソースファイルごと失われてしまったらしいです。
現在はローグクローンと呼ばれる再現版(思い出して作られた物)や、そこから展開して作られたNetHackというようなゲームが作られて、遊ばれています。

ゲームは基本的に、各オブジェクトがアスキーキャラクタ1文字で表現されています。
@ が人間、- と | が壁、/ が杖とか ) が武器といった感じです。まぁウィンドウズ版で遊べばちゃんと絵に置き換えられてますけどね。
なんでそんな古いゲームが今でも遊ばれているのか?しかも表示が

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##..@....|
|...)..| #####+
|......-###
|......|
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こんなんですからね・・・。でも、これがめちゃめちゃおもしろいのです。

とにかく自由度が高いのに加え、いろいろなしかけが用意されています。
魔法のスクロールや薬品を何種類も持った状態で、水に落ちたことがあって、あとで見たらスクロールはほとんど白紙に、薬品は全部透明になっていました。このあと時々見つかる泉に薬品をつける(#dipコマンドというのがちゃんとある)と、ただの水になってしまうことがわかりました。
水を祭壇に置いて、神に祈ると聖水ができます。とにかくできることが細かい。
行動していると段々空腹になっていくのですが、モンスターを倒した時に出る肉を食べる事によって行動時間を延長する事ができます。ただし各種肉には毒があったり、逆に免疫をつける効果があったりと細かく定義づけられています。
肉は時間と共に腐ってしまったりもしますが、運良く缶詰作成道具なんかを手に入れることができれば、長期間保存することもできます。
持ち物には重量制限もあります。拾った物はどこかにまとめて置いておけば、モンスターに拾われない限りはとりに行くまでそこにあります。鍵付きの箱に入れて鍵をかけておけば持ち去られる心配もありません。
重くて持ち運べなくなったダガーやスピアーをその辺に放置しておくと、コボルドやらの人型のモンスターが拾って装備したり、投げつけてきたりします。

まぁ、結構あっさり死んじゃったりするのですが、TRPGをじっくり進めていくような楽しさあります。
グラフィックの凄さや、キャラ萌えとかといった今時のコンシューマ向けゲームの要素はまっっっったくありませんけどね。とにかくこれ、面白いです。おすすめ。

日本語版公式っぽいところ
ダウンロードはこちら - Windows版はjnethack-3.4.3-0.4-win.lzh これ

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