2008/10/07

キノの旅


時雨沢恵一氏著『キノの旅』1巻読了。
主人公のキノと、バイクである相棒のエルメスがいろいろな国を訪ねるお話。
訪れる「国」がおそらくそれぞれ町程度の大きさであることと、キノが「1つの国には3日しか滞在しない」と言うルールを自らに課していることから、1つのお話イコール1つの国になっていて、それぞれかショートショートといってもいいような文章量です。
一つ一つの話はイソップ物語のようなうっすら教訓めいた内容なんだけど、多分それぞれの国の変わった状況に読者を放り込んで楽しませるというのがメインなんだろうなと思います。
キノとエルメスの二人がハッキリしたキャラクターで、安心して読めます。ちょっとした裏設定なんかも段々と見えてきて、先を読むのもちょっと楽しみです。

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