2013/09/23

『松本でボードゲームを遊ぶ会』に参加

篁さんに誘っていただけたので『松本でボードゲームを遊ぶ会』へ行ってきました。
12時から21時という時間設定のため、遅くなることさえ気にしなければたっぷり遊べるところがよいです。
まずは7wondersを4人対戦。すごく久々に遊びました。緑戦略をとった方が緑だけで47点をはじき出しトップでした。自分は9点差で3位となかなか接戦だったんじゃないかと思います。

次はフェットナップというカードゲームをプレイ。シンプルな記憶ゲームなんですが、なかなか楽しかったです。2ゲーム遊んで、2ゲーム目は6人で対戦しました。5人までのゲームでしたが6人でも問題なく回ってました。

それから同人ゲーム『時代劇3600秒』をプレイ。6人で開始したんだけど、番組名を発表とかの時点でかなりダレ気味。4人くらいまでが限度かなーと思った。
1ターンめに1キャラ死亡。2ターンめには全滅。その後弱~いキャラを1枚もらうも即死。
みなさんが4~5枚並べている得点カードが僕だけ1枚。
正直まったく楽しめませんでした。

続いてニトロプラス版ドミニオンをプレイ。
ちょっとこれについても辛口コメントになってしまうんだけど、変に凝ったカード名ややけに小さいカードテキストフォントが気になりました。カードが大きくなっている割にはプレイアビリティは下がってしまっているなと感じました。
とはいえ中身はドミニオンそのものなので、ゲーム自体は楽しめました。

その後同人ゲームの『Vorpals』をプレイ。
ドラフトしたカードをユニットとして配置し、戦闘を行い収入を得て、建物を建築し得点を競うという内容。
ファンタジックなテーマと経年カウンタという仕組み、カードで陣形を組むといったそれぞれの要素が非常にツボで楽しかったです。これ、以前店頭で買おうか悩んだことがあったんだよなぁ。いまさらながら買っておけばよかったなーと思うくらい好みなゲームでした。

最後に「キレイがきらい」というゲーム。
1人4匹づつキレイなブタを受け持ち、全部を泥だらけにすれば勝ちというゲーム。雨が降ると全てのブタが洗われてしまうんだけど、小屋に入っていれば雨がふってもきれいにならない。
でも小屋を建てれば安心かというと雷が落ちると小屋が焼けてしまう。
めまぐるしくブタが汚れ、洗われ、また汚れ…と繰り返していく中でうまくタイミングをはかり、見事泥だらけにすることに成功しました。
疲れた頭をほぐすには非常にいいゲームです。

今回は10人ほどの参加でした。2卓立つのはいいなー。
軽めのゲームを複数種類こなしたい、という雰囲気みたいですね。また機会があればお邪魔したいと思います。今回はありがとうございました。

2013/09/08

よりあいどころ上田 アグリコラ会 9/7

haruです。

7日土曜日、臨時会が開催されました。「アグリコラを遊ぼう」を合言葉に集まった12人です。
日ごろのkitaさんのマメなコミュニケーションとナオユキさんを中心にした松本方面のボードゲームコミュニティ、そこにたまたま先週アグリコラの初心者インストをやらせてもらえたタイミングの良さが相まって、なかなか大きな会になりました。

集まるまでの待ち時間、「コリドール」で対戦。この日は時間合わせに何回か遊ばれました。

みなさん集まったところで、さすがに初対面の人も多かったため、まずはみんなで自己紹介。アナログゲームを始めたきっかけとか、誰と知り合いだとか、どんなゲームが好きだとか、簡単でしたが名前を覚えてしまうとゲームもスムーズです。
やはり松本、長野で顔をあわせたことがある人が多いようで、最近のアナログゲームの静かな盛り上がりを感じました。

最初の卓分けは玄人卓、初心者卓、インスト卓となりました。
初心者組はまだ2~3回目の人たちなのですが、まだ迷うこともありそうなので僕はここに入りました。インスト組みは初プレイの人が入り、せっきーさんに全く1からの説明入りでお願いしました。

アグリコラ3卓は壮観でした(笑)

1ゲーム終わった後、玄人卓はツォルキン、ハンザ・テウトニカとさらに(?)重いゲームをあそんでいました。

他2卓はメンバーを入れ替えながら、さらにアグリコラを2戦プレイしました。メンバー入れ替えの時、息抜きに遊んだ「お邪魔もの」も8人対戦でなかなか盛り上がりました。
すばらしく充実したゲーム会になったんではないかと。
「これは信州アグリコラ部だね」なんて声も上がっていました。またの機会もありましたら是非よろしくお願いします。

2013/09/04

松本でボードゲームを遊ぶ会

「松本でボードゲームを遊ぶ会」に参加してきました。

なんとボードゲーム目的で20人を超える人が集まり、4卓で別々のゲームを楽しむという夢のような環境でした。色々なゲームが持ち寄られ端のテーブルに山のように積まれ、活発にアピールしてインストして遊んでいるのは本当にすごいなと感心しました。

最初は10人程だったので、篁さんが進行役を務めて「Pix」をプレイ。


以前ゲームマーケットでデモプレイに参加したことがあったため、今回で2回目。カードに書かれているお題をドット絵を作って表現し、当て合いをして得点を競うという内容です。
簡単なお題の時はライバルより少ないドットで作る方がいいんだけど、難しいお題ではむしろ限界までドットを使った方がいいのかもしれない。直接お絵描きをするゲームもいろいろあるけど、これは手軽だし絵心によるハンデもないし(笑)遊びやすいです。

まあ写真の絵を見てもなんだかわかりませんが・・・ヒントとかあるんでこれでも結構ゲームになるのです。面白かった。



さて、人数が増えてきたところで本題の「アグリコラ」です。先週の宇宙堂の後一杯飲みながら散々アグリコラはいいぞいいぞと宣伝しまくったので初心者に説明するつもりで持ってきました。

集まったのはいずさん、のぶさん、テツさんでみなさん初アグリコラ。ファミリーゲームに挑戦してもらいました。というか自分もファミリーゲームは初めてだったりする。

カードが無い分、ボードに資材はすごく貯まりやすい。しかしすべてが地道な積み重ねなのである意味ノーマルゲームより厳しいと言えるかもしれない。いつもの調子で増築、子どもと進めて行ったところどうにも追いつかなくなってしまいました。

説明でいっぱいいっぱいだったのと最終ターン攻めすぎたせいで点数は最下位でした。

写真は初プレイであったのぶさんの農場。ファミリーゲームかつ大進歩無しですがなかなか立派な形に仕上がってます。



2戦目、総長さん、なおさん、テツさん、のぶさん、自分の5人でノーマルゲームにチャレンジ。

基本デッキを配り切りでスタート。総長さんはこれが初プレイですが、他の皆さんがファミリーゲームを遊び終えてノリノリな状態なのでぶっつけです。

今回のゲームは「商人」と「レンガの屋根」を置いたらあとは順調な感じでした。商人を活用するため序盤は食糧を取りにいってギリギリだったけれど、進歩を並べるにつれ余裕が出てきました。

久々に「収穫リング」無しで遊びました。やはりかなり面倒だし、必要なトークンも増えてしまい木のトークンは足りなくなってしまいました。しかしやはり初心者には直接補充で何回か遊んでもらった方がいいことは確かです。

「家畜守」のおかげで羊・猪・牛が混在してます。一箇所区切ってあるのは点数を伸ばすため。41点でトップでしたが接戦でした。



すっかり楽しませていただき感謝です。活気のある会で重ね重ねすごいなと感じました。また機会があれば参加したい。



2013/08/19

8月18日 第71回定例会

定例会参加いただき、ありがとうございました。みなさまお疲れさまでした。
最初に人が集まるまでの間、BoardingPointさんで購入したQuaridor / コリドールを4人で対戦しました。
勝ちそうになる人がいると途端に協力して遠回りの迷路を作ったり、お互いの進路を予想して牽制しあったりとかなり白熱しました。このゲーム、写真の通り見た目がとてもオシャレです。なかなかネットでは見かけなかったタイプのもの。自分のターンにはコマを動かすか、壁を作るかどちらかができ、スタート位置から向かい側の辺にたどり着けば勝ちというシンプルな内容です。
参加者:Mさん、みのたろうさん、くおんらいとさん、haru(ゴール)

次は有名なゲームである『あやつり人形』。よりあいどころ上田で遊ばれるのは始めてです。
役割カードをドラフトしたあと、役割カードの番号順にリソース補充と建築を行うというこちらもシンプルなルール。カードの能力で差をつけるべく戦略を練るといったゲームです。

今回は6人対戦になりました。

誰が何を取ったか推理しつつ、ワイワイと楽しめました。「暗殺者」に殺されるとそのターンまるまる休みになってしまうところがなかなか厳しい。しかも6人だと2枚が伏せられるだけなので、暗殺者のヒット率は高めになります。



参加者:せっきーさん、Mさん(2)、みのたろうさん、ほっぴーさん、くおんらいとさん(3)、haru(1)


最後は定番『アグリコラ』。5人対戦です。



Cデッキ、Oデッキ、Zデッキ、世界選手権デッキをシャッフルし、ドラフトしてからスタート。

資材はそれなりに出回ったものの、増築と家族を増やすアクションが偏った印象でした。



結果、ほっぴーさんが驚異の50点。5人対戦ではなかなか見られないのでは。重い『祝典ホール』を鋤でサポートし早いうちから運用できたのが大きかったようです。



参加者:せっきーさん、Mさん、みのたろうさん(2位45点)、ほっぴーさん(1位50点)、haru

みなさまお疲れさまでした。次回は9月15日です。筆者haruは参加できませんが次回もよろしくお願いします。


2013/08/04

次回定例会 第71回 よりあいどころ上田 8月18日です。

会場はいつもどおり上田勤労者福祉センター。

参加表明や希望のゲームなどあればこちらへのコメントか、Twitterへお願いします。



2013/07/22

7/14 第70回定例会

アグリコラ
 せっきーさん、みのたろうさん、ほっぴーさん、くおんらいとさん、haru

十二季節の魔法使い
 せっきーさん、ほっぴーさん、haru

せっきーさんブログ
http://ameblo.jp/secky-time/entry-11572822242.html

haruブログ
http://bluescreenlabo.blogspot.com/2013/07/5.html


2013/07/14

アグリコラ5人対戦

今日は定例のゲーム会がありました。
早々に5人集まったので、なかなかできないアグリコラの5人対戦をスタート。

今回のレギュレーションもカード配布をドラフト形式にしました。最近ここではドラフトが定番。
使用カードはプレミアムよりCデッキとOデッキ、輸入物のGデッキ、BGGからデータをダウンロードして自作したZデッキ、そしてやはりBGGに置いてあったデータから自作したプロモカード「ブラーケル鶏」です。

余談ですが「泥沼」も一応、なんとか入手したのですが未だに遊べていません。楽しそうなんだけど想像するだに重いので、おそらく2〜3人で遊ぶのがベストなんだろうなと思います。まあそのうち機会があればいいなといったところです。

ドラフトで集めたにしては微妙な小進歩。ワイン畑は3食糧+「種をまく」で9食糧になる強カード です。

職業は特に微妙でした。一応麦畑コンボっぽい感じで集めてみたんだけど、決定的なカードは無いといった状態。

食糧が厳しい場になったところをワイン畑でいくらか楽に進行できたので、ステージ1で増築し最速で家族を増やすことに成功。
職業は堅実に行くか博打を打つかちょっと迷ったんだけど「知事」を使って運にかけることにした。このカード、ハズレはあるけど1アクションで職業が2つ増えるというアドバンテージがある。
結果的には「知事」のおかげで「冬季限定手芸家」を出すことが出来た。

2回だけアクションの結果が倍の効果を生む「ゴーレム」で必要な資材を集め、部屋3畑3牧場9というものすごく無難な農場を作り上げました。


レンガ暖炉はワイン畑で3回収穫した後の隙間を埋めて、もう一度ワインを仕込むために作りました。これのおかげで後々「家族の肖像画」の4勝利点ための食糧も捻出できたのでこの手はかなり良かったかなと。

せっきー氏は序盤から「夜更かし者」でアクションを増やして大きな畑を作り、後半の追い上げがすごかった。家の壁が柵として使える「共用の壁」を使っていたのも楽しそうでした。
くおんらいと氏は牧羊犬を鶏で養う素晴らしいコンボで大牧場を作ってました。一人だけ動物を全種類揃えてました。得点ルールが頭に入って無かったようで、まだ2回目とかだったのかな、もう少しルールを最初におさらいしておければ良かったですね。
ほっぴー氏は「徴税人」をはじめトリガ付きの職業を根気良く並べ、終盤は最強な感じでした。家畜を取れなかったのが痛かったか。
みのたろう氏はピックしたカードが他プレイヤーの手で次々潰されてしまい、大進歩の工場シリーズで食いつなぐ感じになりかなりきつかったようでした。鋤がもうちょい使えてれば面白かったかなあ。

やはり5人対戦は楽しい。資材が多めに供給されていろいろ作れるかなと思わせつつ、やっぱり食糧は厳しいというようなゲームでした。


後半は日本語版の「12季節の魔法使い」を遊びました。結構久々です。
CIPの強力カードが他人の場に出てるのに、使い切りルールがあるおかげでバウンスしなければならなかったりするんだよね。ルール的になんとなくもやっとする部分がある気がする。
ダイスのドラフトとか、カードとか絵の雰囲気とか全体的には好きなんだけどね。

今回もみなさんお疲れ様でした。またよろしく。

2013/05/15

デトロイト出張

初めての海外出張で初めてのアメリカ本土へ行ってきた。

連休前にいくつか問い合わせがありそれに回答したりしていた。その問い合わせの関連で行って話を聞かないといけないね、という流れになったらしい。
とはいえパスポート持ってる?と聞かれたときはまさか自分が行くわけないよな、という気持ちだった。
移動だけで2日間、さらに20万近くのコストをかけて英語もろくに話せない自分などをわざわざ送り込むなどといった判断を、会社がするわけがないと考えていたのだ。
ところが英語ができる人材が一緒に行くということになり、技術屋として行って来いということになってしまった。

成田までの移動で3時間、昼食をとった後搭乗手続き等で2時間ほどかかる。
待っている間はたくさんの人がスマホやタブレットをいじっていたんだけど、隣に座っていた白人のおばちゃんがGBASPで遊んでいたのがすごく印象的だった。
9時に家を出て、飛行機に乗り込んだのは15時。上田からだと乗るまでがひと仕事だ。

往路は11時間のフライト。デルタ航空で成田からデトロイトまでの直行便だ。
当然エコノミーなので、席はものすごく狭い。4人並び席の左から2番目ということで、本来であれば相当苦しい場所だ。しかし左隣が同行者、右が空席でずいぶん気が楽になった。おまけに前後も空席だったのはラッキーだった。椅子を倒されないし自分は気兼ねなく倒せる。
各座席にタッチパネル式の映像システムがあり、そこに携帯機器充電用のUSBポートが1つついていた。iPhoneの充電は問題なかったけど、おそらくiPadみたいに2Aとか必要なものは無理だろうと思う。
今回はiPadは持ってこなかった。仕事用のPCなどの電子機器は全て手荷物で持ち込み、座席にはiPhoneとkoboだけ残してあとは荷物入れに押し込んだ。

iPadをあきらめてkoboを持ってきたのは大正解だった。消費が早いマンガでも10冊単位で持っていればまとまった時間を使えるし、小説をじっくり読んでもいい。
飛行機の娯楽システムには映画がたくさん入っている。今回は「スタートレック」と「ホビットの冒険」を観た。両方とも機会があれば観たいなと思っていたものだったからなかなか楽しめた。

到着すると、出発した日の16時。現地社員(日本人)のA君に迎えに来てもらった。その人の従妹が同じ便で遊びに来たということで、一緒にまずは彼の自宅へと向かった。
英語のできる同行者、現地駐在者、1人でアメリカ旅行する女の子、という面々に混じりなんだかとても打ちのめされた。やはり英語、できないとだめだよなあ。

気温は20℃くらいだろうか、とても暖かくて快適だ。A君の自宅は芝生に囲まれた綺麗な住宅街の中にあった。冬場はマイナス20℃にもなって外に出られず、鬱になるとのことだったが、芝はあおあおとしているし花のついた木がたくさん並んでいてすごくいいところだなと思った。

その後社員達で現地事務所へ向かい、次の日以降のためのミーティング。終わって夕食にFISHBONEという寿司バーに行った。午後7時でもまだまだ明るい。5月だと9時ぐらいまで明るいらしい。

ながいながい1日だった。



2013/04/18

アグリコラのためのプレイアビリティ向上アイテム

  • n倍マーカー
資材チップが足りなくなった時に使う×4マーカーというものがある。例えば木材チップを8個持っていたら、6個返してかわりに×4マーカーを2枚受け取る。残りの2個をこのマーカーの上に置くことで木材を8個持っていることを表示できる。

何個もっているかわかればいいのでこれでも全く問題ない。問題ないんだけど、やっぱりこのマーカー、使いにくいのだ。

両替する機会が頻繁にあるんだけど、表 示用に1個置かなきゃいけないせいでどうしてもちょっと考えてしまう。人のやり取りを見てても「ん?それであってる?」となることもある。いや、ちゃんと やり取りしてるんだけど、「1枚+1個」と「4個」が両替されるというのが根本的にわかりにくいんだと思う。

そんなわけで探してみると、ギークにはmulti stickerとかmulti markerとかいう記事がいくつかあった。チップに直接シールを貼るタイプもあったんだけど、自分は×4マーカーと同じサイズになるカードを作ることにした。
http://www.boardgamegeek.com/filepage/34495/error/expired/agricola-resource-multiplication-markers

「1枚」=「5個」または「1枚」=「3個」と単純明快である。収穫リングと合わせて使ってみたけど、全くストレスなくゲームを楽しめた。

いろいろ作ってみたけど、この「n倍マーカー」こそまず必須のアイテムなのかもしれない。



  • サマリーシート
元々のコンポーネントに得点表とラウンド毎の追加アクションがまとめられたプレイヤーカードがついている。これに収穫フェイズの手順と各種建築コストを追加して、カードより大きめのシートにしてみた。

収穫フェイズの説明書きは小型化の時にボードから削ってしまったのでその代わりが欲しかったし、建築コストは一覧が欲しかったのだ。
スキャンしたデータのあちこちから図を切り取ってきてまとめただけというお手軽な作りだけど、まあまあ使えるんじゃないかなと思う。裏は大きい進歩の機能が参照できるようにしておいた。


アグリコラはいままで遊んできたものと比べて時間のかかるゲームで、はじめてから半年になるけどやっと10ゲームこなしたかな?という程度なんだけど、正直すごくはまった。
ボードとカードと大量のコマを使って、さらに個人用ボードまで必要で、点数計算もめんどくさいという、ぶっちゃけスマートとは言えない構成なんだけど、絶妙なリソースバランスや組み立て感がすばらしく、どうしてもまた遊びたいなーと思ってしまう。
しつこいくらいに手間をかけて、自前で「さあ遊ぼう」といえる環境ができたので今後もぼちぼち引っ張り出して行きたい。

2013/04/17

Board Game Geekで見つけたアグリコラのバリアント

Through The Seasons
http://boardgamegeek.com/boardgame/38641/agricola-through-the-seasons
Lookout games純正、ミニ追加キット。
「全員に適用されるルール」「追加アクションスペース」「偶数ラウンドでの補充調整」が4つの季節に対応して作りこまれており、ステージ毎に切り替えていく。
日本語化して、小型化ボードと同じ手順で作成した。





 
2009 Holiday Playing Card
http://www.boardgamegeek.com/filepage/50528/agricola-2009-holiday-playing-card-pdf-ver
Lookout games純正、追加アクションスペース。クリスマスシーズンに使ってね、ということらしい。

『家族を増やす 部屋がなくてもよい
ただし、農場に家畜のいない厩が一個だけあり、かつ2種類以上の家畜をもっていること』

適当に翻訳したんだが、あってるよね?機会があれば試してみたい。





Fruit Trees
http://www.boardgamegeek.com/filepage/45278/fruit-trees-mini-mat-and-rules

こちらはファンメイドのルール。読んでいたらなかなか面白そうだったので翻訳してみた。

追加のアクションスペースが2つあり、果物を取ってそれを農場に植えて果樹園を作ることができる。

果物コマと果物の木のコマも作ってみたのでいつかどなたか一緒に遊んでやってください。


ボードを全部再作成したおかげでデータも材料も揃っており、意外と簡単に作ることができた。
ギークを眺めているといろいろ置いてあって面白い。アグリコラに限らず使えそうな物を探してみたい。

2013/04/15

アグリコラのゲームボード小型化

アグリコラを購入する上で一番チャレンジしたかったのがゲームボードの小型化。

このゲーム、広げると結構なスペースが必要になる。5人対戦の場合、A4のボードを9枚並べてその周りにカードやコマやチップを置く。

いつものゲーム会では会議室の長机を2つ合わせてボードを広げているんだけど、無理ってほどではないにしろかなり狭い。この状態では、いくら便利だといって も収穫リングを置くスペースはなかなか捻出できない。収穫リングを活用するためにも、スペースをあけてプレイアビリティを上げるためにも、いくつかのサイトで見かけた『小型化』を是非実践したいなということになった。


まずはボードのデータ化。
一応シートフィードスキャナであるScansnapを持っているんだけど、あれだけの厚みのあるボードは吸い込んでくれない。
仕方ないのでセブンイレブンのマルチコピー機でスキャンすることにした。


大型コピー機なので当然フラットベッド型の読み取り部がある。A3まで対応してい て、1画像保存するのには30円。

ボードを2枚ずつ並べてはスキャンを繰り返し、最後に大きい進歩カードと人数別カード、ラウンドカードを2〜3回に分けて撮ってきた。全部で500円かからないくらいで済んだと思う。

素材が手に入ったらあとは加工するだけ。それでは加工後のサイズをどのくらいの大きさにするかを決めなきゃいけない。

ユーロサイズのカードを75%に縮小すると、ミニユーロサイズの大きさになる。これはスリーブがあるらしい。実際しなちく氏のサイトではこのサイズでカードを作っているようだ。

とは言え、小さく作れるなら小さいほうがいいんじゃないかと思い、カードの横幅サイズに縦デザインを収める大きさ(65%に縮小)で印刷してみた。結果、これはちょっと小さすぎる。
字が細かくて読みにくいし、幅が家族コマギリギリになってしまう。今までアクションを選ぶ時ある程度ラフにポンと置けていたところを、細かいカードを動かさないようにそっと置くようになってしまうのではよろしくない。結局先人に倣い75%に縮小することにした。


カードの作成。
基本のカードで必要なのは14枚のラウンドカードと10枚の大きい進歩カード、12枚の人数別カードである。

このうち人数別カードは小型化するにあたり「人数別ボード」として作りなおすので、ラウンドカードと進歩カードの24枚だけ作ればいい。

ちょっといい紙に表裏別に印刷して貼り合わせ、カッターで切り出し、「かどまる」でコーナーを落として完成。
この貼り合わせ作業は結構面倒で、一品物だからこそできる作業だったかもしれない。もう少し枚数が多かったら、多少ズレても1枚の紙に直接両面印刷していたと思う。スリーブにもピッタリおさまり、それなりに綺麗な仕上がりになった。




ボードの作成。
元々のボードは横長横書きで、並べたボードを両側から挟んで座ると片方の人は字を逆に読むことになる。縮小するついでにこれも変えてしまうことにした。

  ○○ ←こちらの人は逆に見る
□□□←この向きで横書き
  ○○ ←こちらの人からは正方向

これを縦デザインに変更する。

  ↓ボードを縦置き横書き
○□○←左右から見る
○□○


細かい作業がいろいろあり、なかなか大変だったが、なんとか完成した。
基本的には印刷したものをスプレーのりでボール紙に貼り付け、いらない部分をカットするといった手順で作られている。

右写真上が元のボード、下が小型化した自作のボード。

小型化によって面積にして60%程度にまで必要スペースが圧縮された。A4で3枚くらいのスペースを捻出できたということになる。
これで真ん中に収穫リングを置けるし、カードも多少広げて置けるようになると思う。
しかし収穫リングと同様、やたらと反ってしまうボードがあって大変だった。帰ってから霧吹きで湿らせて重りを乗せて伸ばしてみた。これで反らなくなればいいんだけど。
ちょっとトラブルはあったけど小型化ボードと収穫リング、なかなか遊びやすい。いい感じにしあがって大満足です。


2013/04/14

アグリコラ用アイテム『収穫リング』

しなちくさんのところですごく感心したのが「収穫リング」というもの。

本来このゲーム、毎ラウンドにボード上に資材を補充しなければならないのがなかなか面倒。「あれ?ここ置いた?」みたいに不安になることもたまにある。
忘れたり数を間違えたりしないよう注意しつつ、『木材3→』には木材チップを3つ置く、『レンガ2→』にはレンガチップを2個置く、『羊1→』には…
と、まあ繰り返しになるけどとにかく補充は面倒なのだ。

で、この手間を一発解決してくれるのが件の収穫リングというアイテム。
資材コマに1回の補充量が書いてあり、中央の回転するボードの数字が何ターン経過したかを表している。
つまり「木材3」のコマが「2」の場所にあれば、『木材3→』のアクションスペースに6個置かれているということになる。
コマの数字×回転ボードの数字の掛け算一発で該当するスペースにある資材の量がで分かるというわけ。

素晴らしいのは補充の時。上で書いたような、あちこちに数を数えながら置くといった作業が全く必要ない。
中央のボードを1メモリ分回転させるだけ。
例えば
 1の場所に レンガ2 羊1  2の場所に 木材3
となっていたとすると、1メモリ回転させるだけで
 2の場所に レンガ2 羊1  3の場所に 木材3
という状態になる。レンガが2個から4個、羊が1匹から2匹、木材が6個から9個、と自動的に必要な数を示してくれるのだ。


『木材3→』のアクションスペースに入って収穫リングの示す数の木材を手に入れたら、リング上の『木材3』コマを「0」の場所に置き直す。
これで現在0であることがわかり、また次に1メモリ回転させるとここが「1」になることで補充されたことを表してくれる。


実際に使ってみたら、本当に驚くほど楽になった。最初少しだけ数を把握しにくいかなと思ったけどすぐに慣れたし、慣れてしまえばまとまっている分見やすいかもしれない。
公開されているサイズで作って一回遊んだところ、ちょっと小さいかなと思ったので20センチ角で大きめに作り直した。
中央の留め具は手芸店で見つけたカシメ金具。なかなか綺麗に仕上がったんじゃないだろうか。
 
下の写真はアグリコラの師匠であるせっきー氏宅でのお披露目。大きく作り直してからは初投入だった。
大きさとしては十分な使い勝手になったと思う。遊んでる間にちょっと反ってきてしまったけど。プリンターで印刷したものを厚紙にスプレーのりで貼り付けて作ったんだが、湿度や温度が要因になって反ってしまうようだ。なんとかならんものか。

いずれにしろこれはすごくいいアイテム。データ公開してくださっているしなちく氏にはとても感謝です。

2013/04/10

ボードゲーム『アグリコラ』

最近のお気に入りのゲーム。1回3時間くらいかかるけど、それに見合った面白さがあります。
 農夫の夫婦と農場を受け持って、農場を大きくする、という内容。
夫婦なのでまあ最初は2キャラというか2つのコマを持っておりまして、1キャラずつ何をするかを決めていきます。「木を取る」とか「漁をする」とか。
1キャラの行動を決めたら次のプレイヤー同じように行動を決めるんだけど、この時誰かがすでに選んでしまった行動は選べない。 前の人が「漁をする」を選んでいたら、そのラウンド中は他の人は同じ「漁をする」は選べないわけです。

そんな感じで全員が2キャラずつの行動を決めたら1ラウンド終了し場がリセットされます。全部で14ラウンドプレイして、いろいろな条件で得られるポイントの総量で勝敗が決まります。
写真はゲームが終わったところ。すごくゴチャゴチャしてますがまぁ3時間戦った結果こうなったと(笑)


ラウンドが進むにつれて選べる行動が増えていきます。家畜が飼えるようになったり、家畜を調理できるようになったり、持ちキャラを増やせるようになったり。

最後にもらえる得点は「羊をこれだけ飼っていたら何ポイント、野菜をこれだけ持っていたら何ポイント」といった形なんだけど基本的に持っていない物があるとマイナスポイントになるので薄く広く、かつ他を引き離す要素を伸ばす、といった感じの思考で遊ぶゲームなのかなと思います。

ランダムの要素はほとんど無くて、誰がどのアクションを選ぶかという『選択』でゲームが展開していきます。 一定のラウンド毎に『収穫』のフェーズがあり、家族の人数に従って食料を消費しなければなりません。
これが非常にきびしい。下手をすると次の収穫のためにギリギリ食料を確保するのが精一杯、というゲームになりかねません。
が、この「食料確保と農場の発展を両方考えていく」のがとにかく楽しい。

最初に配られる『職業』を使うと、一つのアクションに対して追加ボーナスを貰えたり、追加ポイントを貰えたりします。また同じように最初に配られる『小さい進歩』や共通で購入可能な『大きい進歩』を使うとやはり追加リソースやポイントを得られたりします。

このカードのおかげで、共通で誰でも取れるリソースが各人によって微妙に価値の違う物になり、あっと驚くような展開になることもあります。

昨年末から何回か遊ぶ機会があって、これは面白いぞ、欲しいかも、と思っていたところ、しなちくのあれこれというホームページでいろいろとプレイアビリティを上げる道具を作ってるのを見かけて一気にスイッチが入り購入してしまいました。

プレイスペースの改善アイテムとか、BGGで拾ったアイテムを自作したりとか、いろいろやったのでまたぼちぼち写真を上げていきたいと思います。

2013/03/11

ゲーム会『よりあいどころ上田』

今日は毎月恒例のボードゲーム会へ参加してきました。

朝行ってみるとすでに5人。最近は多めの人数で遊べる機会も増えてきました。
物理バランスゲームを軽く触ってみたり、自家製のボドゲ用袋についてちょっと話をしてから、前回(2月23日)に5人対戦した『斬 サムライソード』を6人対戦。
基本的には将軍側と忍者側2陣営が戦うゲーム内容で、5人以上の参加者がいる場合は1人が浪人として参加します。
手番になった人がカードを使って簡単なルールで相手を攻撃したり、いろいろな効果のカードを使っていくシンプルなルールなんだけど、問題は将軍以外の役割が判らないこと。
6人では将軍1人、侍1人、忍者3人、浪人1人。僕は将軍だったので、早く味方である侍を見極めたい。忍者達は残りの2人の敵(侍と浪人)を見極めたい。浪人はいかにうまく立ち回るか、といったところだろうか。
開始早々侍が「私侍ですよ」とカミングアウト。最初信じなかったんだけど、しばらくしたらどうやら本当だったらしい。将軍チームは2人、4人が敵になるので侍は忍者のふりをしてすすめるというのがよさそうなんだけど、今回は手札の良さでゴリ押し。
うまく立ち回った浪人が最後に勝ったかと思ったところ、手札にあった追加ポイントカードのおかげでなんとか将軍チームが勝利しました。
適度な軽さの多人数ゲームで、なかなか面白い。


この後1人減ったので5人対戦でのアグリコラ。
5人ゲームは初めてです。初期アクションがガラッと変わって別のゲームのよう。
まずは職業と小さい進歩のドラフト。以前のゲームではコンボを狙いすぎ、それが結局職業をなんども取らないとコンボが成立しないという悪循環になりあまり結果が良くなかったということがあったので、今回はあまりこだわらずに強そうなのを取っていくという作戦で行ってみた。
野菜を早めに取るカードと、家の隣の畑で収穫が良くなるプランターなるカードがあったため、家庭菜園+牧場経営で食いつなぐことに。
早い段階で木材を加工して食料を得られるようになり、かまどをとって羊をつぶしながら材木集め。隣のプレイヤーがドラフトで流したカードを効果的に使ってるのを見ると「あー、やってしまった」と後悔したり。まあ一手一手これでよかったんだろうかと悩みながら進むのがアグリコラというゲームだと思ってます。1位と5位の差が5点と非常に僅差の結果でしたがトップでした。
重いゲームと食わず嫌いしていたんだけどすっかり好きなゲームになったなあ。そろそろ自分で購入したい気もします。


最後に4人で『アルハンブラ』というゲームをプレイ。初見。
これは売り場に出されるタイルを買ってそのタイルを並べて町を作り、施設の種類の数でポイントを競うという内容。
このゲームはキツかった。売り場と通貨カードが両方ともランダマイズされたもので補充式であるため、サプライの状態が自分ではどうにもならない。購入時の金額が、購入時には関係のないタイルの色の中に書いてあるおかげで何度も見間違えては確認しないといけない(せめてタイルの右上にでも数値だけ書いてあればもう少し見やすいのに)。タイルの色の数を競うんだけど、厳しい配置ルールのおかげで盤面を数えるのも大変。
さくさく進む、テンポの良いゲームなんだけど自分としてはどうにもダメでした。で、90点台で案の定最下位。100点以上取らないと勝負にならなそう。


新しいゲームもできたし、新しい参加者様とも遊べて今回もなかなか良かったです。
来月は21日とのこと。またよろしくおねがいします。